スマートフォンとパソコンの差別化について

初めてスマートフォンを触った時は、何て使いにくい道具なんだと驚いたものだ。しかし今ではその認識も初心者の過ちだったことに気づく。スマートフォンという道具は本当に使えば使うほど、実にしっくりと馴染んでくる面白い道具なことがわかってくる。最初にとっつきにくかった理由はいくつかあるが、まず一つは私がパソコンを普段から扱っていることに起因する。パソコンの場合は、ドラッグ&ドロップなどの機能を使うにあたって、キーボードやマウスの二重の操作でサクサク作業ができる。ところがスマートフォンの場合は、フリックやタップというまだ扱い慣れない動作、特に押しっぱなしにして貼り付けや切抜きを選択するといった行動を取らなければならない。最初はこういった不慣れなことに四苦八苦していた私だが、少しずつ慣れていくと最初の認識は過ちで、実はこういった片手だけ使って行う作業は楽なのではないかと思い始めた。そう、片手で使うスマートフォンの作業は実に楽なものなのだ。スマートフォンの利点はここにある。パソコンの場合は片手で操作するには不十分である。インターネットサーフィン程度であれば、マウスだけ使ってだらりと遊べるかもしれない。しかし、メール文を打ったり、ファイルの整理をしたり、例えばゲームをするにしてもパソコンの場合は両手での操作を余儀なくされてしまう。スマートフォンの場合は違う、基本の設計が片手で操作できるようにできているので、インターネットサーフィンはもちろんのこと、ファイルの操作や、ゲームにいたっても片手だけで事足りてしまう。そして何より、パソコンの場合は寝ながら作業や、外での作業なんて実に難しい。これは当然で、デスクトップならば家に設置してあるので、外に持っていくのは無理だし、寝ながらなど姿勢が辛い。ノートパソコンでさえ重い始末だ。そこでスマートフォンの登場である。スマートフォンは、軽いし片手で操作できるので寝ながら弄ることができる。外出時でも好きなだけ触ることができる。まさに適材適所の道具と言えるけれど、スマートフォーンの真価はこういったところで発揮されるとしみじみ思うことがある。